女性として会社に属して働いていく中で、会社内でのセクハラに悩んでいる人って実は多いんじゃないかと思います。
私も働き始めたばかりの会社の飲み会で、セクハラを受け続けていたことがあって
その時はもう働くということが嫌で嫌で仕方なくなってしまったし、その人のことが憎くて仕方なかったです。
本当は思い出すのも嫌だけど
実際に私が受けたセクハラの体験と、どのようにそのセクハラをかわしたのか
その対処方法についても、誰かの役に立ったらいいな、という思いで
ここに書いて残しておこうと思います…!
上司から誘われた、お気に入りメンツでの飲み会があった
私がセクハラを受けていたのは直属の上司ではなく、会社の中でも結構お偉いさんの部類に入る上司でした。
いわゆる役員的なポジションにいる人で、直属の上司とかはもうその人には逆らえない感じ。
その上司が気に入った女性社員と、それを邪魔しないような中性的な男性社員を集めて飲み会を月1程度で開いていたんですよね。
私もそこに呼ばれていたんですが、そりゃお偉いさんだから私も逆らえないですし、ほとんど全員毎回参加している感じでした。
その上司には権力もあったので、仕事を円滑に進めるためなのか
中にはセクハラまがいのことをされる前に自らその人の隣に座り、猫なで声を出したり
中には「お手紙書いてきました〜!」とか言ってる女性社員もいて…
内心「きっも!!!!」って思ってましたよ、ええ。笑
そういう「女性であることを武器に仕事をする人」がいるからこそ、セクハラってなくならないんだろうな、って反吐が出そうでしたよね。
調子に乗った上司は「自分を誘惑してくればもっと楽しいところに連れて行ってあげるよ〜」とか訳わからんことを言い出し
毎回毎回、適当にあしらって、なるべく早く帰ることを目標としていました。
その上司は離婚寸前の奥さんがいて、子供もいて、
しかもその子供は同じ会社で働いていて超絶無能で煙たがられている、という始末…
良い給料をもらっていたのに家族に使うこともできないからなのか、その飲み会自体はいつもいいところだったし
上司のおごりだったので、「せめて美味しいものいっぱい食べて帰ってやる!」くらいの気持ちでした笑
飲み会のあとは必ずみんなでカラオケに行くような流れで
だいたい終電にならないと帰れないんですけどね…
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そのうち上司と二人で飲み会、カラオケに行くように
目立たないようにしていたつもりだったのに何故か気に入られてしまったみたいで(逆に引いているくらいが寧ろ相手にとっては新鮮だったのかもしれない…きもい…)
そのうち二人きりの食事に誘われるようになりました。
グループでの飲み会ならまだしも二人きりじゃ逃げ場がない…
「予定が入っていて…」と断ることもあったのですが、3回に1回くらいはやっぱり行っておかないと
私の首くらいすぐ吹っ飛ぶよな…と思って仕方なく付き合っていました。
大勢での飲み会と同じく、食事のあとは二人でもカラオケへ。
個室なのでものすごく緊張したし、
「ここで危ない目にあいたくない!」と思って結構必死でした。
それでも「マッサージがうまいんだよ!」とか言って肩を揉まれるなどのセクハラをされ
本当に家に帰ったら「どうしてこんなことになったんだろう…」と泣いてしまう日までありました。
当時、その人さえいなければ、仕事自体は結構楽しかったんです。
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セクハラのかわし方
実際に私がやっていたセクハラのかわし方も書いておきます。
結果的にマッサージがどうのとか言って体を触られたことはあったけど、
押し倒されたり、本当に危ない目には合わずにセクハラをやりすごすことができたので
今セクハラで困っている人にはぜひ実践してみてほしい…!
絶対に酒に酔わない
まず飲み会に行っても絶対に酒に酔わないこと!
なるべく度数の低いお酒を頼むとか、お水を一緒に飲むとかして、絶対にお酒に酔わないようにしていました。
まぁ気が張りすぎて仕事関係の人と一緒に飲んで酔っ払ったことはないんですが笑
どうしたってお酒を飲むと気がゆるむので、これが一番危ない。
中にはお酒に薬を盛られる、なんてこともあるらしいので
席を立つ時は必ず飲み物を空にして、帰ってきてから新しい飲み物を注文する、ということは徹底した方がいいです。
まじで結構こういう話あるから怖い。
後からだと証拠も出にくいから警察沙汰になかなかできないらしいんですよね。
携帯でこまめに家族に連絡
家族と一緒に住んでいることを伝えること。まぁ地方に実家がある人は難しいかもしれませんが…
お父さんとお母さんが心配している、ということを伝えて、相手に罪悪感を感じてもらうのも大事!
私は場所を移動したり、トイレに行くたびに携帯を持って行って連絡をするようにしていました。
それが途切れたら危ないと思ってくれ…と家族に言っておいて笑
座る場所も注意!
大人数での飲み会の時はなるべく上司の近くに座らないように心がけていました。
まぁ率先して上司の近くに座る人がだいたいいたのでこれは難なくクリア。
あとカラオケとかでも隣になっちゃったら上司との間にバッグを置くなどしていました。これ結構有効。
さらに二人でカラオケに行く時はかならずカラオケの扉付近に座る。
密室なので何かあった時に扉付近じゃないと逃げられません。
相手を敬う振りして部屋の奥に行かせる!
「奥に行きなさい」と言われたら「私トイレに行きたいので〜」とか言って。笑
カマトトぶる
実際全然初心じゃないんですけどね。
女子校育ちなんで下ネタも全然オッケーなんですけどね。
そういう態度とってるとセクハラオッケーみたいに勘違いされるので
「下ネタNG」「そういう話超絶苦手です」みたいなアピールをします。
相手は会話しながら「どこまでいけるか」みたいなことを考えてるものなので
「全部NG!」という態度を一貫して貫き通す。
次の日が早いとごり押し
終電ないからホテルへ…みたいなことになっても困るので「明日仕事が早いので」と言ってなるべく早く帰るようにしていました。
もちろん終電が危うい時間になってもタクシーで。
タクシー代くらい払ってやる!!笑
まぁ上司は紳士ぶっていたので毎回タクシー代をくれていましたが…
だからってセクハラしていいわけじゃないからね!クッソ!
上司が直属の上司ではなかったので、私の仕事内容をそこまで把握しきっていない、というのが救いでしたね。
他の上司にも相談
信頼できる他の上司にもセクハラを受けていることは相談してみました。
正直相手が偉い人すぎてこれはあまり効果はなかったのだけど、
社内で信頼できる人にはセクハラを受けていることが伝わっている、という状況にしておくだけでもちょっと心が楽になりました。
まぁだからって何かしてもらえたわけじゃないんだけどね。
会社って勝手だ。
でも逆らったら信頼してる上司の首も飛んじゃうかもしれなかったもんなぁ笑
会社を辞めてもいいと思う
結局そんなこんなを2年ほど繰り返して、それでも私の貞操はしっかり守られ笑
なんだかんだ上手い具合に切り抜けたので、私の仕事自体も順調で、寧ろセクハラ上司が口利きしてくれたのか
いい感じでキャリアを積むことができました。
でも結局他の人と上手く行かなくなって、最終的にその職場は辞めてしまったんだけど。
セクハラを受けていた時は「辞めるわけにはいかないし…」と頑なになっていたけど
今思えば「どうせ辞めるんだったらあの時辞めても良かったよな〜」なんて軽く思っています。
会社は一つじゃないし、無理にそういうところで働き続ける必要はないと思う。
本当にその時はしんどくてしんどくて、
明日セクハラ上司が急にいなくなっちゃわないかな、と常に願ってました。
そういうところで苦しい思いして頑張り続ける必要はないと思うんです。
頑張りすぎないでね。
自分が悪いわけじゃないから、こればっかりはどうしようもないんですよね。
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それじゃ。